40代で気付いた意外な才能①「コーチ」としてのキャリアのはじまり
適性・才能・強みを分析する様々なツールに出会い、自分の気づかなかった才能を開花していくことができた私は、あるとき、ある「強み診断ツール」をスタッフに実践したことがありました。
すると、たちまち大きな成果が出たのです。
そしてたまたま来社した取引先の女性にその話をしたところ、関心を持っていただき、「お客さんを紹介するので、診断してくれませんか?」と言われました。
私は何気なく「いいですよ」と承諾。
急遽料金設定をして「強み診断セッション」を開催することになりました。
すると、セッションの内容に涙を流して感動してくれる方がなぜか何人も現れたのです。
自分でもなぜだかわかりませんでした。
とても評判が良く、そのあとなんと1ヶ月で100人も紹介されたのです。
しかも驚くことに、私自身がとても楽しかったのです。
こんなにも楽にできて楽しく、しかも深いセッションになり、多くの方に喜んでいただける体験になるとは予想外でした。
これを機に、仕事の時間配分を見直しました。
それまで10割だった経営を8割に減らし、「強み診断セッション」を取り入れたコーチングを2割にしようと決意。
突然の展開から、コーチとしてのキャリアが始まることになりました。
自分も知らなかった自分の才能との出会いです。
やるからには本格的なプロを目指すと決めました。
40代で気付いた意外な才能②「スピーカー」としてのキャリアのはじまり
コーチとしてのキャリアを歩み出した私ですが、自身が気付いていなかった才能がまだありました。
- 社交性
- 直感力
- 仕組み化する力
- わかりやすく伝える力
- モデリング(真似)する能力
- ポイントにまとめる能力
- スピーチできる能力
です。
これらは、分析ツールと当時のメンターによって気付かせてもらいました。
当時私は、40歳を過ぎた頃です。
気付いた才能を実践する機会は、偶然にもすぐにやってきました。
メンターは数千人の前でMCができるほどのスピーカーだったのですが、あるとき一緒に仕事をする機会に恵まれ、突然私も講師をすることになったのです。
元々エンジニアだった私は、人前で話すなんて完全に苦手と思っていました。
そのため「4名くらいが限界です!」と頑なに拒否していたのですが、そのメンターはのせるのが上手。
「村上さんならできますよ〜」と何度も笑顔で言ってもらって、私はついその気になって、講師を引き受けることにしました。
そして、それまでに経験したことのない大勢の前で話し始めてみると、注目を浴びてスピーチをすることが予想外に快感だったのです。
さらに驚くことに、話し終わった後に「話がとてもよかったです!」と何人もの方から声をかけていただきました。
まさに、分析ツールの結果とメンターの言うとおり、私には「社交的に」「わかりやすく」「ポイントにまとめて」「スピーチする」才能があったのです。
それからいつの間にか、年間100回のセミナーを行うことが普通になり、スピーチのスキルも毎回少しずつ上がっていきました。
つまり私はそれまで、自分で自分の才能を封印していた ということです。
「才能は、なんて自覚できないものなんだろう!」「自分でも予想外の才能が隠されている!」ということを改めて実感し学んだ経験でした。
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